REPORTED BY マイクロウインズ管理者おのちゃん(小野智満)
朝9時、そろそろ人が集まってくる。昨日の最高の風で、みんな練習のしすぎで、お疲れの選手がいっぱいいた。それほど昨日は吹いたのだ! 「今日も必ず吹くぞ!!」誰もが信じて疑わなかったであろう。海面を見ると、ぼちぼち白波が入り始めていた。しかし、9時半の、スキッパーズミーティングの時点では、ちょっと風が落ちてしまった。もうひとつ風が足りない!やはり昨日の最高の風を感じてしまった選手には、最高の風の状態で戦いたい、そして、本部も戦って欲しい、そんな気持ちだったであろう。少しウエイティングとなった。 そしていよいよ午前11時、再度スキッパーズミーティングが行わた。白波が再びり見え始め増えていった。練習中のセイラーも、がんがんプレーニングしている!「よしこの時を逃しちゃいけない!」いよいよ12時にAステージが遂にスタートとなった。 第1ヒート、第2ヒート熱戦が繰り広げられ、順調に大会は進むかのように見えた。しかし、12時をこえたところで、大雨となってしまい、どうすることもできなく、昼休憩に入った。 13時30分スキッパーズミーティング。一旦雨は上がった。次に風が吹いたら、すぐにスタートの合図が下った。 実は、私も第3ヒートの選手だった。風が吹くことを祈りつつ、スタンバイしていると、それはもう、ものすごい雨雲が、東の山を覆ってくるではないか、そして、確実にマイクロビーチに近づいてきた。だんだん雨も見え始め、風に伴い、水面も真っ白になった。「きたぞ〜!」「雨が来るぞ!」「ほんとにやるのか?」「いや中止でしょう?」 それは、全身に身震いがするほどの、すごい雨雲だった。そして、選手のスタート地点に合図がくだった。いよいよスタートだ!「いっちまえ〜!!」雨交じりのブローが届き始めた瞬間、まさに、過酷な地獄のヒートがスタートした。 第1ブイを回ったところから、前の選手すら見えないくらいの雨と風だった。みんな、完全に吹っ飛ばされて爆沈の連続だった。しかし、このヒートが終わる頃は、ブローも終わり、静かな海に戻っていた。すごかった。機材が壊れなくてよかったと思ったくらいだ。 そのあとも、雨雲がくるとスタンバイし、雨が終わると一旦風が落ちてウエイティング、そして大雨。もう今日はここまでかと思ったが、15時30分、またもや雨雲に伴い、風が吹いてきて、、レースも順調に(?)進んでいった。結局今日はAステージと、Bステージ、つまり一人当たり、2回のレースを消化するにとどまった。 午前中はいい感じで、晴れていたのに、はっきり言って、午後はとても寒かった。雨が来るたんびに、セイルの下にあまやどり...その中で、選手同士は楽しく作戦会議を開いていた。 乾季の始まり、特にシーズンの始まりなどは、たまに貿易風が意地悪をして、雨雲を伴い、突風が吹いてくる日がある。スコールの突風版だ。決して低気圧ではないので、気象衛星などには写らないが、アップダウンが激しくなるので、セイルのチョイスが難しい。 あ〜明日はあったかい日になりますように.. 選手の晩飯は、多分あたたかい鍋だったかどうかは定かではない.....
11月9日(日)晴れ やった、今日は晴れた!そして吹いている!確実に昨日より安定して吹いている。これぞサイパンだ!朝から海面に白波が見えていた。午前9時30分のスキッパーズミーティングのが行われ、予定通り、10時30分スタートとなった。 昨日に比べたら、まあぼちぼち安定して吹いていて、気持ちのいいスタートとなった。みんな、口々に、「あ〜あったかい」「これぞサイパンだ!」みんな笑顔で、レースに望んでいた。 レースは順調に進み、午前中でDステージ、Eステージ、Fステージと一気に駆け抜けていった。かなりのハイペースだった。うかうかしていると、次の自分のステージに遅れてしまうくらい、忙しかった。しかしこの風が吹いている間、やはりどんどん消化をしなければならない。 レースはやってみないとわからない。練習ではうまくいくけど、本番に弱い人、本番に異常に本領を発揮する人、そして、どんなにうまい人でも沈をしたり、スタートでこける。そして、それを目の前で見れるから、応援するものは、白熱し、盛り上がる。まさにダウンスラロームレースの醍醐味であろう!! やはりここまでくると、勝ち負けではない!みんなと走れるのが楽しいのだ。一緒の空間をともに過ごす快感ということであろう。 なんだかんだで、午前中に5ステージ全て消化することができた。しかし、今年の大会はこれでは終わらない。今回は、5ステージ制で、1カットできるシステムだ。だから、結構おんなじ順位の選手がたくさんいる。これを今度は、白黒はっきり順位をつけるレースが行われた。 実は何と、今回同順位1位が何と、3組出てしまった。午後いち、13時30分から、レースが再開した。風はいい感じで、吹きまくっている。このいい風をつかむ為、やはり1位決定戦は、すぐに行われた。今大会一番の盛り上がりを見せたであろう優勝決定戦!結局熱戦の末、グアムのケイイチが、また今大会も制してしまった。 そのあとも、とにかく順位が同じ同士のレースがどんどん行われていった。中には一騎打ちもあり、なかなか見ごたえがあるレースとなったのは、いうまでもない。 遂に終わった!最高だだった!選手は心地よい疲れを感じながらも、しかしまだまだ選手には余力があったのだ!「ファンレースやりましょうよ!」「もう一回走りたいな!」選手のリクエストに答えて、すぐに富田さんのメガホンが叫んだ!「ファンレースをやりま〜す!!」すぐに決定した!みんなの歓声があがった。 「 きたきた!ことしもやるのかあ!!待ってましたファンレース!」また商品も出るらしい。 今年も沖のブイをひとつ使い、エイトノット方式2往復、スタートはラビットスタート方式で、風下から風上へボートを走らせ、目の前を通過した人から、順番にスタートできる方式だ。ボートは風下から、走る為、風上はボートが通過するのが一番遅くなる。どこに自分のスタートポジションを置くのかはまったくの自由だ。ある人は、風上へ、ある人は風下へいろいろだ。 今年は、風下にも、しっかりと風が入っていたし、思いのほかボートがのろかったこともあり、風下が有利となった。いやあ、おもしろいものだ。毎回思うが、出場選手がほとんど参加しての一斉スタートは、とても豪快だし、美しい!そして走っているものにとっても、とても感動的で胸躍るものであルト思う。それが人より早い遅いは、まったく関係ない!一緒にひとつのことをみんなでやってることが、素晴らしいのだ!! 瞬く間に過ぎ去った感動の2日間だった。「今年も吹いてよかった。ほんとによかった。」寒い日もあったけど、みんなの心は常に暑く燃えていたのだった。「サイパンきてよかった。」「みんなと会えてよかった。」「一緒に走れてよかった。」口々にみんな語っていた。今年もいろいろな思い出を胸に、戦ってきたこの2日間。かけがえのない時を過ごしたに違いない!「また来るぞ〜!」「今度は負けんぞ!」「リベンジだ!」みんなの思いは、今度のサイパンのミクロネシアオープン、そして、グアムのココスカップにも、焦点をあわせていた兵もいた。 そして、今回の思い出を胸に、選手は今日のパーティの飲み比べレースへと燃えていたのだった!
コースの概要 マイクロビーチの東よりの端っこからビーチスタート。ブイは全部で5個。順番にジャイブをしていき、 最後は、ゴールブイと船を結んだ線上がゴールとなる。 ルール 全部で、5ステージに分かれる。つまり、誰でも5回は、 このコースで戦うことになる。 クラスは、 メンズオープンクラス、マスターズクラス、レディースクラスの3つ その中で、メンズオープンは、8〜9人の各3つのヒートに分かれる。 組み合わせは、上のように、箱の中の番号札を取る、抽選方式で行う。 各ヒートの総合順位が、得点となり、5ステージの総計が、 各自の得点となり、得点が少ない人が勝ちとなる低得点方式。 1位に関しては、1ポイントではなく、0.7ポイントと計算される。 各選手、一番点数が悪いヒートひとつをカットできる。(1カット) ファンレースのコース ジャイブはたったの2回だけ! 沈しても、どちらも足がつきます!